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深町貴子(ふかまち たかこ)

神奈川県川崎市生まれ。
東京農業大学短期大学部卒業
園芸家
有限会社タカ・グリーン・フィールズ 専務取締役
グリーンショップ「GREEN LIFE TAKA」オーナー
東京農業大学短期大学部生物生産技術学科非常勤講師(バイオセラピー論・園芸療法概論)

現在、NHK「趣味の園芸 やさいの時間」講師のほか、NHK「あさイチ『グリーンスタイル』」コーナー講師としても活躍中。
http://www.taka-greenfields.com/site/

■今までのブログ一覧


「形にとらわれない園芸」

2017.4.4 Tue

こんにちは深町貴子です。
暖かくなったり、急に寒くなったり、春の気候は気まぐれです。
それでも、開花した桜がちらほらと発見できるようになりました。
きっと週末には見ごろとなり、どこもお花見会になるのではないでしょうか。
なんだかウキウキしますね。
我が家のベランダではエンドウが花盛りです。



赤花のエンドウは、スイトピーみたいで、
そのまま花を切って飾りたくなります。
美しいでしょ。
エンドウの収穫の前に見惚れてしまいます。

さて、みなさんは今年、何から種まきを始めましたか?
私は2月からトマトやナス、スイカにカボチャ、メロンの種まきをし、
先日やっとカボチャとズッキーニの植え付けが終わりました。
スイカとメロンはまだビニール温室の中です。
寒い時には室内に入れ、暖かくなれば外に出し…を毎日繰り返してきたため、
あまりに大変で、時々本気で温室が欲しいと思ったりしました。
でも、ベランダで楽しんでいるのは数ポット程度。
いつかは暖かくなるし、ほんの少しの間だけ手がかかる子供みたいなものですね。
最近では外気にも慣れてきましたので、夜もそのままで厳しく育てています。
夏野菜を寒い時期から育てるのは大変ですし、
寒さにあたって枯れてしまうようなリスクもありますが、
それだけスタートを早めていれば、よく締まったいい株ができるし、
いい花もつくのではないかと期待しています。



これはTVでよく紹介している牛乳パック栽培。
昔、子育て中に本当に忙しくて忙しくて….
何もできなくて…..でも、なにかちょっとだけ育てたくて….
身の回りにあったもので容器をつくり、種をまいて遊んでいたのがきっかけです。
こんなに小さくても、畑を作っているような気持ちになれました。
まるでブロック遊びをしているうちに、どんどん世界が広がっていくような感覚です。
忙しい時にはできる範囲で楽しむ…
それが深町流です。

みてみて!



冬の間に育てていたミニニンジン。
ちょっとパッケージをめくってみたら、できていそうじゃない?
収穫の仕方もユニーク。
紙パックをベリベリと剥がしていくだけなんです。

すると….できてました!
形よくできているニンジンもあれば、
ちょっと曲がっているものや、短いものもありました。…
でも、ニンジンはニンジンよね。



なんと1本の牛乳パックから16本のミニニンジンが収穫できました。
わお!素敵。

野菜作りって、畑でなくても、大きなプランターでなくても、
こんな場所でも十分できるんです。
今回のちょっと形が悪いのは
間引きのタイミングと収穫のタイミングが間違っていましたね。
何度も育てていると、だんだんいい加減になってしまうのかな。笑



さて、今日も牛乳パックをきれいに洗って、食器棚の上で乾かしております。
次は何を種まきしようかな。








深町貴子