華道家元池坊
池坊は、日本最大最古のいけばな流派。およそ1400年前、聖徳太子が建立したと伝えら れる六角堂の池のほとりに住まいする僧侶が、朝夕に仏前へ花を献じていました。室町 時代末その花の精神性が高められ、華道へと昇華。人々の心を捉えました。以降、今日 まで池坊の花は師から弟子へ、そしてそのまた弟子へと伝えられ、いけばなの根源、華 道の家元として、活躍しています。
自由花いけばなレッスンNo.19
作者:古川 浩孝 4月、新学期を前に子どもたちがワクワクドキドキする季節。 今月は淡いブルーのペンケースを花器とし、開花間近のオレンジのポピーを大地を暖かく照らす 太陽に見立て、それに向かって伸びようとする気持ちを作品に託しました。 小さくても形のはっきりとした花材で、明るい春の景色を表現しています。
花器・花材
ポピー パンジー シレネ やぶこうじ
How to
花器は布製のペンケースを縦に用い、中に高さ5センチメートルの小さな落とし(写真右端)を入れました。 落としの高さによって、作品の印象を変えることができます。
Finish
ペンケースを縦に用いて、すらりと伸びたポピーの茎のラインと同調させました。 横にして用いる場合、青々とした麦や小花などを用いることで、春の芽生えをイメージすることもできます。
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