華道家元池坊
池坊は、日本最大最古のいけばな流派。およそ1400年前、聖徳太子が建立したと伝えら れる六角堂の池のほとりに住まいする僧侶が、朝夕に仏前へ花を献じていました。室町 時代末その花の精神性が高められ、華道へと昇華。人々の心を捉えました。以降、今日 まで池坊の花は師から弟子へ、そしてそのまた弟子へと伝えられ、いけばなの根源、華 道の家元として、活躍しています。
自由花いけばなレッスンNo.21
作者:濱田 茂 今回は、同じ形のガラス瓶をひもでまとめて一つの花器とし、爽やかな色合いの花材でいけました。 かわいらしい白のききょうを主役とし、ふんわりとした紫のアゲラツムで花器口を引き締めました。 じゅずさんごの小さな赤い実が、作品のアクセントになっています。
花器・花材
ききょう アゲラツム じゅずさんご 寒すげ
How to
水で膨らむボール状の吸水性ゼリーを花留としました。夏に活躍するガラス花器を用いる際、重宝します。 色の種類も豊富で、花色に合わせて楽しめる人気アイテムです。
Finish
白、緑、紫など、涼しげな色味の花材を取り合わせました。場所を取らない小さな作品なので、 洗面所やキッチンの出窓などにさりげなく飾ってもすてきです。
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