華道家元池坊
池坊は、日本最大最古のいけばな流派。およそ1400年前、聖徳太子が建立したと伝えら れる六角堂の池のほとりに住まいする僧侶が、朝夕に仏前へ花を献じていました。室町 時代末その花の精神性が高められ、華道へと昇華。人々の心を捉えました。以降、今日 まで池坊の花は師から弟子へ、そしてそのまた弟子へと伝えられ、いけばなの根源、華 道の家元として、活躍しています。
自由花いけばなレッスンNo.22
作者:柿沢 正一 ソープディスペンサーを花器に用いた作品です。ぽってりとした丸い形と質感を生かして、 作品の構成に三角形と丸を取り入れました。 まず、花器口を支点として、縞ふといとコクテールの茎の線で逆三角形を作り、丸い花器に 対してめりはりを付けます。花器口には小さな丸い面の要素を持つ、コクテールやヒューケラを入れ、 花器との統一感を出しました。
花器・花材
コクテール 縞ふとい サンダーソニア チョコレート・コスモス ヒューケラ
How to
試験管型の容器にストローを詰め、花器口に入れて花留にします。
Finish
キラキラ輝く花器に合わせて、明るい色合いの花材を用いました。 全体を淡い雰囲気でまとめながら、濃い色味のチョコレート・コスモスを 背後に入れることで作品が締まり、立体感を与えています。
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