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華道家元池坊

池坊は、日本最大最古のいけばな流派。およそ1400年前、聖徳太子が建立したと伝えら
れる六角堂の池のほとりに住まいする僧侶が、朝夕に仏前へ花を献じていました。室町
時代末その花の精神性が高められ、華道へと昇華。人々の心を捉えました。以降、今日
まで池坊の花は師から弟子へ、そしてそのまた弟子へと伝えられ、いけばなの根源、華
道の家元として、活躍しています。





自由花いけばなレッスンNo.24


作者:小林 義子

    
    
最近、若い人たちの間では昔懐かしい佇まいをそのまま残した古民家カフェなどが流行しています。
今回は、そんな古民家の壁面に飾るイメージで作品をいけました。
花器には、持ち手の付いたほうろく(ごま煎い り器)を使っています。
素朴で優しい印象を受ける素焼きの器には、野趣溢れる秋草がよく合います。


花器・花材

コスモス 縞すすき 木いちご





How to

そのまま置いて用いることもできますが、持ち手にしゅろ縄を巻き付け、針金を使って掛けの花器としました。
中が意外と広いのでいけやすく、オアシスと剣山、どちらでも使用できます。





Finish

野原になびく秋草をイメージして、長短を付けたコスモスにふんわりと縞すすきを添えました。
縞すすきの線で動きをつけつつ、微妙な色の違いがある木いちごの葉を重ね入れることで、作品に奥行きを与えています。



写真、文章は日本華道社より提供






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