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華道家元池坊

池坊は、日本最大最古のいけばな流派。およそ1400年前、聖徳太子が建立したと伝えら
れる六角堂の池のほとりに住まいする僧侶が、朝夕に仏前へ花を献じていました。室町
時代末その花の精神性が高められ、華道へと昇華。人々の心を捉えました。以降、今日
まで池坊の花は師から弟子へ、そしてそのまた弟子へと伝えられ、いけばなの根源、華
道の家元として、活躍しています。





自由花いけばなレッスンNo.28


作者:倉田 克史

    
    
旅先で見つけた寄木細工のつまようじ入れを用い、伝統的な和の美感を基に、現代の住空間に合わせた作品です。
金きん箔ぱく工芸品の塗りの箸置きを花器の下に敷いて、お正月らしさも演出しました。
全体に和の雰囲気を持つ花器ですが、明るい黄色の水仙や、曲線がユニークなスネークアリウムを用いることで、
モダンなイメージに仕上げました。


花器・花材

水仙 ビオラ スネークアリウム レッドペッパーベリー





How to

つまようじ入れと箸置きは、普段からよく見慣れているものですが、組み合わせて使うという発想はなかなかありません。
形状や素材なども含め、身の回りの雑貨をよく見て、組み合わせの妙味を楽しみましょう。





Finish

新春らしく黄色の水仙を主役に、花材の大きさに変化を付けるため、粒の小さなレッドペッパーベリーを用い、
鮮やかなピンクで明るさを出しました。濃い紫色のビオラで全体を引き締めつつ、
動きのあるスネークアリウムで新春の喜びを表現しています。



写真、文章は日本華道社より提供






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