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華道家元池坊

池坊は、日本最大最古のいけばな流派。およそ1400年前、聖徳太子が建立したと伝えら
れる六角堂の池のほとりに住まいする僧侶が、朝夕に仏前へ花を献じていました。室町
時代末その花の精神性が高められ、華道へと昇華。人々の心を捉えました。以降、今日
まで池坊の花は師から弟子へ、そしてそのまた弟子へと伝えられ、いけばなの根源、華
道の家元として、活躍しています。





自由花いけばなレッスンNo.30


作者:小林 義子

    
    
空き瓶に十二単のように折り紙を重ねて巻き、弥生三月にふさわしいお内裏様とおひな様に見立てた作品をいけました。
作品の下には、菱ひし餅をイメージした、緑・白・ピンクの折り紙を敷き、ひな祭りの雰囲気をさらに演出しています。
紙を巻くだけで簡単にできるので、学校華道にもおすすめです。
アネモネやスイートピーなどの春らしい花材を用い、背の高さやボリューム、色合いに変化を付けながら、作品を仕上げています。


花器・花材

アネモネ 雪柳 スイートピー 春ラン





How to

柄や色のグラデーションを考えながら、折り紙を空き瓶に巻きます。今回は、桃の節句ですが、
七夕などにも応用できるアイデアです。





Finish

暖色系(赤・ピンク)・寒色系(青・紫)と色分けすることで、お内裏様とおひな様を表現しています。
パステルカラーのスイートピーと小花がかわいらしい雪柳をボリュームたっぷりに入れることで、
色彩と量感の美しさを強調しました。



写真、文章は日本華道社より提供






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