こんにちは。深町貴子です。
寒いっ!
関東でも時々、雪がちらつくようになりました。
そろそろドカッと降ったりするのでしょうか…?
ベランダの水瓶は1日中溶けることなく凍っております。
メダカ大丈夫かな〜…
寒くなると、人間も行動が鈍くなり….筋肉が硬くなり….
肩こりや腰痛など、あちこちが痛くなる。
そうなると、思わぬところで怪我をしたりするのですよね。
ああ…自分の事です。
運動不足になるからと、急に走ったりするのは逆効果。
大事なことはストレッチをしっかりして、水分をこまめに取り、
身体を柔らかくしておくことだとか…。
(医者によく注意されている内容です…笑)
また、せめて日に一度はお日様と過ごす時間も大切。
太陽の光で体内時計をリセットし、体のリズムを整えましょう。
寒い季節だからこそ、暖かい太陽の偉大さが体感でわかりますよ。
もちろん、寒い中無理をすることはありませんが、
お天気の良い日は、ほんの少しの時間でも、お庭やベランダに出てみましょう。
久しぶりにベランダに出てみたら….
びっくりすることがあるかもよ?
ビックリ?そんな驚きってある?
あるある〜。
冬は動物たちの餌も少なくなり、畑の野菜や花壇の花が良く狙われます。
一度、目をつけられてしまうと、毎日のようにやってきて、
食べ物がなくなるまで、居座ります。
誰?
我が家のベランダではヒヨドリですね。
この時期、本当に頭が痛い話です。
彼らは、葉も花も茎もみんな食べてしまいますからね。
しかも、床にはお土産も….(糞で汚れます)
大事な野菜には鳥よけに不織布や防虫ネットをかけ、
ミニ温室に避難させています。
でも、何も食べるものがないのもかわいそうに思い….
一部分だけ、防鳥対策をしていない場所があります。
すると…
ありゃりゃ〜…とこんな姿。
もはや、何の植物かわからなくなっていますが、
これでもブロッコリーです。
近所の農家では畑を覆い尽くすほどのブロッコリーが立派に育っていますが、
あまり鳥に食べられていません。
何が違うのだろう?と不思議に思っていましたが、
鳥の様子を見ていたら、理解しました。
我が家のブロッコリーは花壇(大きなプランター)の中にあります。
鳥は花壇の縁にとまり、遠慮なく美味しそうに食べておりました。
そうか….プランターや花壇の縁は止り木になるのですね。
知らず知らずのうちに、
親切にも鳥が食べやすい環境を作っていたのだなあ〜
次は鳥にとって居心地の悪い環境を考えてみますね。
さて、ブロッコリーは花蕾(つぼみ)を収穫する野菜です。
花蕾の大きさは、葉の面積が重要です。
大きな葉が光合成で糖をつくり、
さらにその糖で呼吸をし、エネルギーにしています。
つまり葉がなければ、成長が止まってしまいます。
見ての通り、我が家のブロッコリーは葉がない!
でもね….
どんなに葉が少なくなっても、小さな花蕾はできます。
諦めずに子孫を残そうとするのですね。
きっと、この種子を自家採種したら….
次の世代は鳥に喰われないように考えられたものができるかも?
鋼のように固い葉だったり、とても不味かったり…とか?
人間にとって、それは不都合な話ですが、
自然界で植物も動物も生き残るために必死に努力しているのです。
植物は環境に合わせて進化しています。
少しずつ…確実に変わっていくのが植物。
それがとってもスゴイところです。
ややや?
やられた〜
こっちもだ!
油断していた野菜がもう一つ…
イチゴです。
撮影用に真っ赤な実をたわわにつけた鉢植えでしたが、
撮影が終わったとたんに、啄まれました。
どこかから隠れてじっと見ていたのでしょう。
ところがこちらは食べられませんでした。
たぶん実が熟していないと思ったのでしょうね。
残念!
これは白いイチゴ。
最後まで赤くなりません。
鳥が色に敏感なのがよくわかりますね。
すっかり、鳥の話ばかりしてしまいましたが、
ベランダや庭の見回りをしながら、
忘れずにもう一つ確認をしてほしいことがあります。
それは土の水分状態を確認することです。
地面についた畑であれば、土壌中の水分が寒さで霜になって表面で凍り、
お日様が当たるとそれが溶けて…を繰り返すため、
空気が乾燥していても、土壌中の水分量はある程度保たれています。
ところが、鉢植えの植物は、
そもそも少ない土壌なので、霜で表面に水分が上がってきて、
植物が水分を吸収してしまうと、鉢の中はさらに乾燥が進み、
やがて水枯れを起こします。
水がなくなると、すぐに萎れる夏と違い、
冬は植物の変化が少なく、徐々に状態が悪くなるので、
わかりにくいです。
水分がなくなると、当然成長が止まってしまうので、
ますます気が付きにくいですね。
鉢植えは一度持ってみると良いですよ。
あれ?こんなに軽くなっている?と驚くこともあるかと思います。
晴天が続き、暖かい日の午前中を選んで水やりをしましょう。
翌日に気温が下がることがわかっているときは、水やりは避けたほうが無難です。
また、鉢植えの表面に枯草や腐葉土、ワラなどでマルチングをするのもおすすめです。
マルチングによって水分の蒸散を防ぎ、保温と保湿になります。
もしかしたら、昆虫たちが暖かいマルチの下に集まってくるかもしれませんね。
でも、嫌がらないで!
寒い冬ですから…植物も動物もみんなで支え合いながら、春を待ちましょうよ。
昆虫たちも、じっと寒さに耐えているだけですから…
寒くても、お日様の下に出ていきましょう!
身体を動かし、植物たちとおしゃべりしましょう。
きっと新たな発見があるはずです。
深町貴子