こんにちは。深町貴子です。
8月に入りましたね。
猛暑が続いておりますが、皆様いかがお過ごしですか。
夏休みはこれからという方もいらっしゃいますよね。
どこか涼しいところに逃げたいです。
しばらく留守をする場合は、
水やり対策をしてからお出かけしましょうね。
前回7月の15日にUPした白ゴーヤーは、収穫しました。
本当に真っ白!
いいなあ….色白な肌で…
とっても美味しかったです。
生のままサラダでいただきました!
毎日の植物への水やりも、暑いからと薄着でベランダに出てしまうと、
ほんの5分だというのに、顔も腕も…ありゃりゃ...真っ黒?トホホ…涙
バカンスならカッコいいけど、
毎年、私はベランダの水やりだけで、すっかり小麦色の肌です。
ちゃんと紫外線対策しないと!シミになる〜
日光の60%は赤外線。ほぼ熱線ですからね…
暑いときは薄着で肌を露出するよりも、
長そでを着て日光が直接肌に当たらないようにするほうが、
涼しいのですよ。
日焼け止めクリームも麦わら帽子や日傘だって、
私たちの身を守るために必要なアイテム。
おっそうだ!植物だってあるんですよ。すごい技が…
それは何?
実は、植物は光の吸収量を自分で調節できるんです。
植物にとって光はとても重要!
光合成のためには必要ですからね。
でも、強すぎる光は、植物に大きなダメージを与えます。
急激な環境の変化で、葉が焼けてしまうこともあります。
植物は強すぎる光から身を守るために、
葉の表面にワックスを厚塗りし、
自分で日焼け対策をしています。
日焼け止めワックスですかね?
ほらっ!夏の植物の葉は艶々していませんか?
例えば、バジルの葉が、夏によく育ってくれるけれど、
日当たりが良いところで育てると、
葉に艶が出ますが、厚くなって硬くなります。
香りは良いのだけれど、口当たりが悪いですよね。
でも、それは自己防衛本能。
光の吸収を自ら抑えているのです。
だから、柔らかくて大きな葉を収穫したいのなら、
半日陰にプランターを移動すればいいのですよ。
植物は光が弱くなったのを感知し、
より多くの光を受け取ろうと、葉を大きくし、
ワックスを薄くします。
つまり大きくてやわらかな葉をつくるようになるんです。
ん?
でもこの「半日陰」って、そもそもどんな環境のことを指しているの?
時々、「午前中だけ?午後だけ?」と尋ねられます。
半日、日が当たっている日照時間のことではありません。
半日陰とは、光の強さ、つまり明るさのことを言います。
ちょうど薄曇りの明るさと考えればよいでしょうか。
晴れた日にはくっきりとした影ができるのに対し、
薄曇りだと影があるけれど、ぼやけて見える程度の場所です。
でも、半日陰に移動できない場合はどうすればよいの?
その場合は園芸用の遮光ネットや寒冷紗を上手く利用しましょう。
半日陰とは遮光率45〜50%程度のもの。
夏の直射日光を避けたい植物に利用します。
60%なら曇り程度と一緒で、観葉植物や日陰好きな草花などに良く使います。
我が家のミョウガは、ほとんど日が当たらない半日陰で育てています。
美しい葉と香りのよい花ミョウガが収穫できます。
70%以上になるとしっかりと遮光したい陰性の植物に使います。
強い光は、同時に多くの赤外線を含むため、
暑さで植物が傷むことが多いです。
最近では赤外線カットできる遮光ネットがあるので、
利用するととても涼しく過ごせますね。
夏に涼しく過ごせると、野菜の収量が上がったり、糖度が高くなったりします。
それは植物が暑さで疲れない事で、美味しい野菜がとれるということなんです。
写真はミニネットメロン。
小さな簡易ビニールハウスと寒冷紗で育てています。
メロンは強い光と高温が必要なので、
夏でも元気に育っています。
もうそろそろ黄色くなるかな?
色がついて、勝手に実が落ちてきたら、食べごろです。
この時期、遮光ネットや寒冷紗、防虫ネットなどを上手に利用してみてください。
いつの日からか…
夏は日中の外出を避けるようにと指導されるようになりました。
子供のころは、汗をいっぱいかきながら、
山に海にと走り回ったものですが、
今は命の危険を感じます。
動物は日陰や涼しい場所に移動できますが、
植物は自分の足で移動はできません。
彼らは炎天下でじっと耐えているのです。
そのことをどうか忘れないでね。
次回のブログUPは、お盆のころになります。
きっとまだまだ暑いとは思いますが、
お盆を過ぎれば、夜風は涼しくなる頃と思います。
8月の下旬には秋冬やさいのタネまきが始まります。
もう、秋の準備ですね。
今から、この冬に育てるものを考えておきましょう。
ではまた!
みなさま素敵な夏休みをお過ごしください。