こんにちは。深町貴子です。
9月に入り、残暑はそれほど厳しくありませんでしたね
つい先日、北海道の旭岳で初冠雪というニュースがありました。
北から秋が駆け足でやってくるように思います。
グラス類が風にそよぐと、秋風を感じますね。
急激に寒さがやってくると、焦るのはタネまきや植え付けなどの園芸作業。
私たちはカレンダー通りには決して作業できず、気候やお天気など、自然が相手のお仕事。
今はやることやらなきゃ!
街の園芸店や個人のお庭の前を通ると、秋らしい花がたくさん咲いているのを見かけます。
この時期は山吹色、深紅、紫色が秋らしさを演出してくれます。
写真はウィンターコスモス。今が花盛りです。
通常のコスモスとは近種でもなく、あまり関係がありません。花が少し似ていたからかな。
ウィンターと言っても0℃以下の真冬には花が咲きません。もちろん寒さには強く、11月ぐらいまでは花が咲き、そのまま越冬できます。
一度植えると、どんどん地下で茎を伸ばして、あたり一面を可憐な黄色い花で覆うので、場所と株数を考えてから、日当たりの良い場所に植えましょう。
たくさんの黄色い花が明るく輝いて見えます。
この花はルドベキア・タカオ
花は小さいですが、多年草で株は大型化します。
暑さに強く初夏から初秋まで咲いていますね。
こちらの植物も丈夫で育てやすいのですが、あまりにも強健なために雑草扱いされ、嫌われることもあります。
やはり花も女性もか弱い方が愛されるのかしら?私は丈夫でへこたれないのが好きですけどね。
花が咲いている間は、肥料をしっかり与えましょう。色が美しく、花期を長く楽しむことができます。
真夏は暑さで肥料を与えても吸収しませんが、これからは大丈夫。忘れずに与えましょう。
どちらの花も剪定を繰り返すと、さらに花がたくさん咲くので、切り花にして楽しむのがおすすめ。
野菜ばかり育てていると、花が恋しくなるもの。
黄色い花は昆虫を呼びやすいので、良い虫も悪い虫もいろいろと集まってしまいますが、
自然豊かにしておいた方が、周りの植物も丈夫になるものです。植物も昆虫も賑やかなガーデンを目指しましょう。
それから、毎年同じ時期に咲いて、季節を告げるものも庭のどこかに植えておくと便利ですよ。
秋の種まきや植え付けのシーズンを知るためには、ヒガンバナ科の植物がおすすめ。
ちょうど土の上に花芽が出てきたときに農作業するとベストなタイミングだったりします。
曼珠沙華が田んぼのあぜ道にあるのは、そうした季節的なものと、球根に毒性があるので、
水田に入ってくる土壌害虫を防ぐ役割もあるのです。昔の人は何でも知っていたのですね。
我が家も最近曼珠沙華の群生を見たばかり。真っ赤な花々をみて焦った〜!でも、大丈夫。
だって種まきしたもの〜。
中味はセルトレーに余りダネを蒔いているの。発芽しないものもあるけれど、できるだけ食べようと思うのです。
ベランダにはそんなに栽培スペースも土もないので、セルトレーでなんでも育てて食べちゃいますよ。
え?ぼやけて見える?
ああ、これはね、ミニ温室のフレームに防虫ネットをかけているからなんです。
まだ気温が高いので、昆虫は活発に動き回り、しかも食欲の秋なのか?旺盛に葉菜類を食べまくります。
せっかく芽が出たものも、翌日には全てなし!なんてことも少なくありません。
これが我が家の育苗箱みたいなものです。虫がつかないから楽ですよ。
もっと寒くなったら、ビニールをかけて温室にするの。
一石二鳥の使い方で、とても便利です。
同じく防虫ネットの中でハクサイが育っています。
こちらも順調だわ。虫の食害も無し!美しい〜。
よ〜く見ると、中心の葉が立ち上がってきました。よし!ここで追肥です。あとは気温が下がり始めると同時に結球が始まります。楽しみ〜
また、次回もお楽しみに〜!
深町貴子