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華道家元池坊

池坊は、日本最大最古のいけばな流派。およそ1400年前、聖徳太子が建立したと伝えら
れる六角堂の池のほとりに住まいする僧侶が、朝夕に仏前へ花を献じていました。室町
時代末その花の精神性が高められ、華道へと昇華。人々の心を捉えました。以降、今日
まで池坊の花は師から弟子へ、そしてそのまた弟子へと伝えられ、いけばなの根源、華
道の家元として、活躍しています。





自由花いけばなレッスンNo.2


作者:古川 浩孝

コチョウラン とさみずき
アンスリウム おみなえし るり玉あざみ
    
今回使用したのは径約50センチメートルとやや大きめ
のステンレス製の釣り花器。そのため、花を大きく振
り出していけるのではなく、円の内側の空間を生かす
ような構成としました。
針金で空間を構築し、花材を躍らせることで、
表現の幅を広げています。

まず、何本もの針金を曲げて円形の釣り花器の内側に細
かい交差を作り、次に、適度に粗密を付けてるり玉
あざみを配置します。
花器の上方に見せ場を作ることで重心を高くし、作品を
軽く見せました。


Step1

針金を曲げて、円形の花器の内側に三日月状に絡ませます。





Step2

針金の交差部分にるり玉あざみを差し込みます。





Step3

コチョウランとアンスリウムを円の内側に収め、おみなえしで優しい雰囲気を加えます。





Finish

花器の形を生かし、とさみずきを曲線に沿うように入れます。



写真、文章は日本華道社より提供






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