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華道家元池坊

池坊は、日本最大最古のいけばな流派。およそ1400年前、聖徳太子が建立したと伝えら
れる六角堂の池のほとりに住まいする僧侶が、朝夕に仏前へ花を献じていました。室町
時代末その花の精神性が高められ、華道へと昇華。人々の心を捉えました。以降、今日
まで池坊の花は師から弟子へ、そしてそのまた弟子へと伝えられ、いけばなの根源、華
道の家元として、活躍しています。





自由花いけばなレッスンNo.15


作者:笹山 安文

    
    
丸い形がかわいらしい今回の花器は、吸盤で壁面に取り付けることのできる歯ブラシホルダー。
清潔感のある鮮やかなブルーに映える黄色のランを中心に配し、ユニークな形のフィロデンドロンの葉を添えました。
ピンクや赤などの暖色系の花材をアクセントに加え、明るく爽やかな作品に仕上げています。


花器・花材

ラン フィロデンドロン 花きりん ビブルナム アスパラガス





How to

ランホルダーを花筒としました。中の仕切り板は取り外すこともできるので、
小さく茎の細い花材をいけたいときは、吸水性スポンジを仕込むとよいでしょう。





Finish

壁に掛けて飾る作品の場合、後方へは枝を振り出せません。
そのため、前方あるいは上方へ振り出す構成を考えましょう。
使用する花材についても、それに適した出生や枝ぶりを持つものを用います。
作品では、蔓状のアスパラガスの線を生かし、空間に動きを付けました。



写真、文章は日本華道社より提供






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