Dictionary用語集

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    台木(だいき)
    接ぎ木を行う際に根となる方。多くは土壌病害に耐性を持ち、穂木の樹勢を調整するものもある。
    窒素(ちっそ、N)
    園芸において肥料の3要素と呼ばれる肥料成分の1つ。窒素が不足すると、葉色が薄くなり果実は小さく収量も低下する。また、多過ぎると葉色は濃くなるが、葉が茂り過ぎて花実が着きづらくなり、軟弱徒長の傾向で病虫害を受けやすくもなる。
    抽だい(ちゅうだい)
    茎が伸長し、花蕾が上がること。「とうだち」とも呼ばれている。気温や日長などが原因で、抽だいが起こると根の肥大は非結球などの障害が起こる。
    追肥(ついひ)
    植物の生育状況に応じて生育期間中に追加であたえる肥料のこと。追肥には速効性の肥料を用いる事が多い。
    接ぎ木(つぎき)
    二つ以上の植物を切断面で接着し、1つにすること。根になる方を台木と呼び、台木の方が強く性質が出る。温度ストレスや病気に強い台木を用意する事で収量を増やす事が期待できる。また、台木に栄養が取られない様に、台木に出てきた芽はこまめに取り除くように注意が必要。
    つる枯病(つるがれびょう)
    スイカ、キュウリ、カボチャなどのウリ科植物に発生する。茎が灰色から黄褐色に変色し、黒い斑点を生じた後につるが萎れて枯死する病害。高温多湿の時に起こりやすく植物体に長期間潜伏するので、病害の発生した個体は抜き取って処分が必要。
    定植(ていしょく)
    仮植えした苗や、育苗箱やポット・鉢などで育てた苗を、最終的に育てる場所に植え替えること。
    摘果(てきか)
    園芸において、果実が多過ぎる時や不要な実がある場合、良質の実を作るため実が幼く小さいうちに適量を残し摘み取り間引きを行うこと。
    摘芯(てきしん)
    剪定の一種で、側枝の発達を促したり,草丈を制限したりすることを目的として枝や蔓の先端を摘み取ること。
    摘葉(てきよう)
    風通しや日当たりを良くするために、古い葉や茂り過ぎた成葉を摘み取る作業のこと。
    摘蕾(てきらい)
    余分な養分の消費を抑える為につぼみを摘み取り数を減らすこと。このことにより残ったつぼみから出来る花や果実を大きくする事が出来る。
    展着剤(てんちゃくざい)
    農薬を植物や害虫に付着しやすくするために加用する薬剤のこと。水和剤を水に均一に混ざりやすくするためにも用いる。展着剤そのものには殺虫、殺菌、除草などの効果は持たない。
    天敵(てんてき)
    特定の生物を攻撃したり、繁殖能力を低下させる多種の生物のこと。害虫などの有害生物による被害を軽減させる。有益生物や、有用昆虫などと言う事もある。
    特定防除資材(とくていぼうじょしざい)
    「その原材料に照らし農作物等、人畜及び水産動植物に害を及ぼすおそれがないことが明らかなものとして農林水産大臣及び環境大臣が指定する農薬」と定義づけられている資材の事で、特定農薬とも呼ばれている。「重曹」、「食酢」、「地場で生息する天敵」がこれに相当する。
    土壌改良剤(どじょうかいりょうざい)
    植物の生育に適した土壌にするために使用する資材のこと。土壌中の病原菌や害虫により作物への被害を防いだり、通気性、保水性、排水性土壌酸度などを人為的に整える効果がある。
    徒長(とちょう)
    日照不足や水分および窒素過多などが原因で起こる症状で、植物の茎や枝が通常よりも長く伸びること。